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コラーゲン配合化粧品に「美肌」効果はない③

真新しい畳を想像してみてください。青くイグサの香りが残る畳は、日光に長時間さらされると黄色くなって弾力が失われます。それを保護するために、日差しが強い部分の畳には、新聞紙などを上に置いて保護することがあるはずです。肌についても、表面を保湿する化粧水などは、畳の上に置いた新聞紙と同じ役割を果たします。しかし、新聞紙は畳には置き換わりません。化粧品のコラーゲンは、新聞紙と同じです。コラーゲン配合の化粧品を使っても、畳の上にパラパラと新聞紙を載せたことにしかならないのです。

こんな状態が、コラーゲン配合の化粧品を使っても起こっていると思っていただきたい。コラーゲンは塗っても、肌のコラーゲンには置き換わり得ないのですから。科学的には肌からの補給が証明されていないにも関わらず、コラーゲン配合の化粧品が山ほど売り出されています。確かに、肌の表面にコラーゲンをつけることで、水分の蒸発を防ぎ、肌の表面を保護することにはつながるかもしれません。しかし、それはコラーゲンでなくても、単なる油分でも十分に同じ役割を果たしてくれます。

油分はべ夕べタしますし、高分子のコラーゲンの保湿力は高いので、「保湿」の意味でコラーゲン配合の化粧品を使うといいでしょう。「コラーゲン配合化粧品」イコール「美肌」は、肌へのコラーゲン補充ではなく保湿に役立つものと考えてください。このように、イメージ戦略を正しく解釈することで、良い商品選びなどにも結びつけていただければと思います。