記事一覧

スキンケアをしているのになぜシミができるのか①

20代から一生懸命にスキンケアに取り組んでいるのに、30代~40代にかけていくつものシミができてしまったという人がいます。忙しい中で、朝は10分~15分、晩には20分~30分もの時間を割いて、化粧水や乳液、美容液、クリーム、そしてパックまで丁寧にスキンケアを行っていたはずなのに、顔にはシミができる。その理由について、みなさんは、次のどれだと思いますか?

①スキンケアの時間が足りなかった。
②スキンケアの方法が間違っていた。
③スキンケアの化粧品が肌に合わなかった。

①についていえば、一生懸命スキンケアに取り組まれてきた方は、十分すぎるほど時間を割いています。時間をかけすぎているともいえるほどです。「時間が足りない」と思う必要はありません。本来のスキンケアの目的である保湿だけを考えるならば、3分もかからずに済みます。洗顔後に手早く行えば、1分程度でも終わるでしょう。スキンケアに時間をかけられなかったことを後悔する必要はまったくありません。最大の原因は②と③にあります。今からでも、スキンケアに対する考え方と方法を間違えなければ、シミを増やさずに済むはずです。まだ間に合いますよ。

②について見ると、一般的なスキンケア化粧品の効果としては、ダメージを受けた肌に水分や油分、栄養分を送り込み、まるで傷ついた細胞が回復するかのごとく語られているケースが目立ちます。肌の専門家の立場からすれば、そのイメージは誤りとしかいいようがありません。生きている細胞に栄養分を送り届けて活性化させることははとんど不可能だからです。みなさんは、「細胞」についてどのようなイメージを持っていますか? 小さな細菌のように丸くてふわふわした生き物のように思っていますか? 確かに細胞は、細胞膜で囲まれて、代謝や細胞分裂などを行う独立した生き物のような存在です。

しかし、人間の細胞は、小さな細菌とは異なり、たくさんの細胞が集まって組織となって臓器を作っています。そして、組織構造や栄養分の取り込みなどは、人間の身体のそれぞれの器官で決められています。つまり、小さな細菌にエサを与えるように、人間の細胞に人工的に外部からエサを与えるようなことはできないのです。そのため、肌の表面から栄養分を送り込んだとしても、肌の細胞がそれをエサとして受け取ることはありません。「栄養分を与える」イメージでスキンケアを行っていた人は、その考え方を捨て、改めてスキンケアについて認識を深める必要があります。

③のスキンケアの化粧品が肌に合わなかったというのも、②の理由と共通することがあります。