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洗顔は洗顔料を泡立てて3回~5回洗い流すだけ③

水と油の仲介役である「界面活性剤」には、肌のバリア機能を破壊する力を秘めていることを専門家の誰もが知っています。もちろん、クレンジング剤や洗顔料を作っている企業の方々もご存じのはずです。汗でも落ちないお化粧を洗顔ですんなり落としたいけれども、そのために肌のバリア機能は破壊される。それを改善するために、クレンジング剤や洗顔料にあえて油分を加えている製品もあります。仲介役が奪った肌の油を補う、あるいは、肌から油が奪われないようにしようとしているのです。でも、仲介役の働きを止めることはできません。成分として仲介役がたくさん入っていればいるほど、肌へのダメージを防ぎようはないのです。

そこで、肌を守るために、洗顔料をどう選ぶかが問題になります。私は、みなさんに、なるべく仲介役の成分が少ないクレンジング剤や洗顔料を進んでいただきたいと以っています。ただし、一般的に商品には、「界面活性剤入り」などと明確な記載はなく、成分名だけ表示されているため、使用されているみなさんが気付かないことも多いのです。「加水分解コラーゲン」などと書かれていると、まるで美容の成分のようで、買われるみなさんが界面活性剤と気づかなくても無理はありません。それに、成分のひとつひとつを吟味していたら疲れてしまいます。そこで、選ぶポイントとしては、クレンジング剤は界面活性剤の含有量が比較的少ないクリームタイプやミルクタイプ、洗顔料は石けんタイプがおススメです。

オイルタイプのクレンジング剤にはたくさんの界面活性剤が含まれているので気をつけてください。もっとも理想的なのは、洗顔料を泡立ててお顔につけて、3回~5回程度、洗い流すだけでお化粧を落とすこと。ゴシゴシこすって落とすのではなく、泡立てた洗顔料を使って肌をやさしくなでて、サッと水で洗ってお化粧を完全に落とす。1分~2分もあれば十分です。これを実現するには、この洗顔方法で簡単に落ちる程度のお化粧を心掛けることも大切です。つまり、薄化粧です。「使い勝手がいい」=「肌にいい」ではありません。むしろ使いやすい、使い心地がよいものは、そう思わせるために成分が操作されていることもある。このことを忘れないでください。