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顔面マッサージ器はNG! やさしく手で行おう②

肌の細胞にとっては、顔面マッサージの器具の刺激はストレスになります。器具は人間の身体にとって異物です。肌が敏感な人は、時計やアクセサリーを身につけるだけで皮膚が炎症を起こします。特に顔は皮膚が薄いので、真皮にある免疫機能が反応しやすくなっているため、肌が敏感ではない人でも時として炎症が起こる可能性があるのです。強くこすれば肌の表面は破壊され、バリア機能も失われて、感染などによる炎症も起こしやすくなります。器具の刺激と、破壊された肌の炎症のダブルダメージを受けやすくなるため、気をつけていただきたいと思います。

衣類などの化学繊維でも肌は炎症を起こすことがあります。一般的によく知られているのは、入浴のときに使うナイロンタオルによる皮膚障害です。ゴシゴシとナイロンタオルでこすると、肌の表面の古い角質層がアカとなって落ちるだけでなく、新しい角質層の細胞も被壊されやすい。しかし、痛みやかゆみが伴わなければ、ゴシゴシと洗うことに気持ちよさを感じてそのまま続けているでしょう。肌の組織が破壌されているにも関わらずこすり続けていると、肌の奥の細胞にまで悪影響を及ぼし、その結果として、組織がダメージを受けて色素沈着を引き起こしやすくなります。

鎖骨やろっ骨などの骨の付近の皮膚が黒ずんで変色するのですが、それを「摩擦黒皮炎」というのです。この症状が表れたら、ナイロンタオルの使用は止めることがなによりです。肌に刺激を与えないことが肝心です。顔のマッサージでも、器具を使うことで機械的な刺激は避けられません。小顔の実現やシワ&たるみの改善のために、一生懸命取り組んで逆にシミだらけになってしまう。そんな危険をはらんでいるのです。顔のマッサージは器具を使わずに、やさしく手で行う方が無難といえます。指先や手のひらでそっといたわってあげてください。